1984-04-02 第101回国会 参議院 予算委員会 第15号
今、先生からいろいろ御指摘がありましたように、最近医学的に急速な進歩が行われ、内臓、臓器、そういうものの移植とかいろんなことが行われまして、最近は脳死をもって死の判定基準とするべきであるというような声も私どももいろいろお聞かせをいただくのであります。しかし、まだやはり脳死をもって死の判定基準とするというところまで国民的コンセンサスが得られておるものとも私ども思いません。
今、先生からいろいろ御指摘がありましたように、最近医学的に急速な進歩が行われ、内臓、臓器、そういうものの移植とかいろんなことが行われまして、最近は脳死をもって死の判定基準とするべきであるというような声も私どももいろいろお聞かせをいただくのであります。しかし、まだやはり脳死をもって死の判定基準とするというところまで国民的コンセンサスが得られておるものとも私ども思いません。
なお、同専門家会議には引き続き当該等級の全般について検討いただくことになっておりますが、先生御指摘の内臓臓器、胸腹部臓器の障害等級の位置づけの問題につきましては、障害等級の全般の決定と深く関連する問題でございますので、同会議の検討の結論を待って行政としても検討していきたいと思っております。
なお、内臓、臓器にまで病変を起こしておる、しかも生きたまま搬入されておるということは、少ないことでございますが、そういう場合には、規定にありますように、臓器は必ず屠畜検査をしておりますので、それで発見されるものは問題ないかと思いますが、ただ問題は、外国から肉になって輸入されるもの、これは屠畜場は通過いたしませんで、いわゆる輸入食品検査でこれを検査いたします。
その後いろいろ調べてみますると、むしろ表面というよりも内部に放射能が沈着しておるということが明らかになってきた、しかもそれが筋肉ではなくて、むしろ骨髄であるとか、あるいは肝臓等の内臓臓器に沈着するということがだんだんわかってきました。
この場合といえども、前回の場合には、われわれの食用に供せられる筋肉部への沈着はほとんど見られず、主として骨あるいは内臓臓器に限られたのであります。しかもその沈着物はストロンチウムのようなきわめて注意すべきものではなく、むしろ半減期のきわめて短かい、危険性の少い、亜鉛六五であったことが日本の学者の手によって明らかにされたわけでありました。